top of page

山中屋のしごと

~令和の山中屋~

2021年、山中屋は創業15年を迎えました。創業当時と比べるとスタッフ構成や工房全体の様子も変わりました。

時とともに時代は大きく移り変わり(それもものすごいスピードで。)様々な諸事情も重なり、現在は焼成は二人、その他の作業はほぼ一人で稼働させています。

スタッフ一人での作業にはなかなか限界があり、時には山中屋へ直接来訪してくださるお客様への対応が不十分になるときもあります。

それでも、山中屋のパンを食べてくださったお客様から

「美味しい!」

「また食べたい。」

「今までに食べたことのない丁寧なおいしさだった。」

「噛めば噛むほど味が感じられる。」

「大量生産じゃない、手作りの味がする。」​

そんなあたたかな言葉をいただく度に、

「作っていて良かった!」

「また食べていただきたいな」

と思え、頑張れます。

今後、山中屋製パンがどのように歩んでいくかは誰にもわかりませんが、できる限り、山中屋の味を変えることなくお客様の元へお届けしたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します。

令和3年3月 山中屋製パン一同

—-----------------------

~山中屋製パンについて~

私たちは丹波高地の東のはしっこ、滋賀県の朽木・針畑でパンを焼いています。

 

冬、日本海の湿った雲は分水嶺を超えて、山里に2メートルの雪を降らせます。

春、雪解けの水が、滔々と針畑川を流れます。

夏、かつての薪炭林は時を経て隆々と育ち、西日本有数のブナの原生林は青々と繁ります。

秋、稔りの里は、雲海に包まれ、どこまでも穏やかです。

 

この土地にある豊かさを引き出して、自律的で、自立した山里の暮らしは出来ないか…?私たちの出した答えは「自家製天然酵母パン」でした。

 

パンの作業小屋も杉の間伐材で自作。出来る限り自分たちで!

 

「山中屋のパン」の主人公は、針畑生まれの「酵母」です。

きれいな空気と自然に育まれた酵母が、国産の小麦粉を、どっしりとした力強いパン生地に仕上げてくれます。

bottom of page